ジェンダー平等は家庭から

うつ病になるほど苦痛だった主婦生活で見えた理不尽なジェンダー差別の実体験を綴ります

人間関係は『ご縁で始まり相性で続く』

ここ1年ぐらい、最も苦手なタイプの人との付き合いが続いていた。

 

私は、家族でもきちんと伝えなければわからないと考えるタイプだが、その人は、同じような属性であれば、説明しなくても、自分の置かれている状況は理解されると思って、思いやる言葉や共感の言葉を期待するタイプ。

 

私は、例えば女性などというようなカテゴリに対しての固定観念(バイアス)をできる限り排除した言動を心がけているが、その人は、不用意にそういったバイアスだらけの言葉を使う。

 

今考えれば、出会った最初に、自分の家への訪問を提案された時から違和感は持っていた。

私は、何十年付き合っても、ほぼ相手の家を訪問することはない。

もう20年以上の付き合いの友人が、パートナーを亡くした時に、お線香をあげに行った時くらいだ。

 

家への訪問が悪いということではない。

人それぞれだから、構わない。

その時も、その人の家への訪問は断って、喫茶店で会うことになった。

 

しかし、その後も、話をするたびに違和感が続き、とうとう我慢の限界にきてしまった。

 

やりたいと思っていたことが近い内容だったので、なんとかやり過ごしてきたが、もうやり過ごせない程になったため、関係を解消した。

 

問題が起きて何日か経ち、やっと静かな日常が戻ってきて、今はとってもほっとしている。

 

そう思っていたら、東京新聞の生活情報誌「暮らすめいと」8月号の「おうちで母を介護して」というコラムの冒頭に、「私は、人間関係は『ご縁で始まり相性で続く』と思っている」と書いてあるのを見つけた。

 

こうも書いてある。「相性の悪い人と一緒にいると、ストレスがたまるばかりでいいことは何もない。」

 

このコラムを読んで、「そういえば最初から違和感ばっかりだったなー」と思い出したのだった。

 

このコラムがあって救われた。

 

ちなみにこのコラムには、夫婦関係や親子関係のことも書いてあるので、悩んでおられる方は、ぜひお読みになてみてください。