ジェンダー平等は家庭から

うつ病になるほど苦痛だった主婦生活で見えた理不尽なジェンダー差別の実体験を綴ります

男性版産休と持続可能な働き方

東京新聞によれば男性版産休制度創設に向けた議論が本格化したとのことで、産後うつ経験者としては、大変期待している。

 

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「経営側は二週間前の申請では人手が確保できず、業務に支障が出ると主張」しているようだが、妊娠がわかった時点から準備を始められるはずだ。やりたくないから難癖をつけているだけだろう。

 


また、出産や育児だけでなく、つわりや切迫流産、切迫早産などでも家庭内の仕事に支障が出るのだから、妊娠期間中から男性も臨機応変に休める制度が理想だ。そうでなければ、動けない妻が無理して動くか、夫が長時間働いて帰ってきてから家事や上の子の世話を負担するしかない。

 


そもそも、経済活動である労働は個人の尊厳を保ち、豊かで幸せな生活を営むためのもののはずなのに、働くために個人生活を削られる今の社会のありようそのものを変える必要があると思う。

 


少子化を食い止め、安心して子どもを持てる社会の実現のためには、経営者だけでなく、消費者を含めた全ての人が意識を変え、動物である人間の体に無理のない働き方を含めた持続可能な生活スタイルを目指す必要があると感じる。