ジェンダー平等は家庭から

うつ病になるほど苦痛だった主婦生活で見えた理不尽なジェンダー差別の実体験を綴ります

意味やメカニズムよりすぐに使える答えを求められて戸惑った話

この1年間、私がプログラマーだということで、スマホ教室の講師を頼まれたり、パソコン関係の相談を受けて、なんだかうまくいかないなーと感じた原因がわかった気がするので書いておく。

 

私は、これからやろうとすることの意味やメカニズムや意義について納得がいかないとできない性格だ。

 

そういう性格だから、スマホ教室で、アプリの使い方を説明する時にも、受講者はボタンひとつひとつの意味を理解したいものだと思っていた。

 

しかし、なんかおかしい。なんか違うみたいだ。

 

ただ、順番に、「ここを押して」「ここを押して」と言ってもらって、その通りやることに抵抗がないらしいのだ。

 

私ならいちいち、それは何のためのボタンなのか確認しなければ気が済まない。

 

しかし、どうもそういう人はそんなにいないらしい。

 

ただ言われた通りにやるか、なんだったら全部やってもらいたいという人がいるんだなーと驚いた。

 

私はとても怖くてそんなことはできない。

 

たしかに、最近はデジタル分野に限らず、どの分野でも、専門家でなければわからないほど難しいことばかりで、いちいち理解していられないという気持ちも理解できる。

 

それでも必要最低限のことくらいは知っておかないと、不利益を被る。

 

だから私は、関心があることなら、どんな分野でも、納得がいくまで勉強する。

 

デジタル分野に関して言えば、不利益を被るケースを知っているだけに、それを伝えないのが心苦しいから、説明がくどくなる。

 

でも、小難しいことは知りたくない人にとっては、関心がないことだったのだ。

 

今後も何か頼まれたら、相談に乗ってあげたいと思っていたが、どうも私にはそういう仕事は向いていないようだ。